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New arrival, 1992AW Dries Van Noten
Posted 09 1.2023
ちょっとコーデュロイはまだ早そう?と思いながらも私の体感もそうですが、お客さま方の意識はもう完全に秋冬の様なので、(シャツを通り越してアウターばかり…笑)明日からの新作としてこちらをご案内いたします。
キリコが始まる前のSURR在籍時、それより前の自分がまだLAILAのカスタマー時代から見ていたので、割と長らく90年代のDries Van Notenを追ってきています。Dries Van Notenがきっかけでヴィンテージ・デザイナーズのコレクションのシーズンを特定する。ってことを趣味で恐らく10年くらいやっているので、良くも悪くも何かの縁なんだと思います。変な癖なので辞めたいのですが、調べないと気持ちが悪くなってしまうくらい習慣付いてて。。なのである意味天職なんだと思います(笑)
話は戻りますが、Dries Van Notenのランウェイデビューは1992年春夏。本品は1992年秋冬、2回目のランウェイあたります。※創業は1986年から。このあたりは資料がほぼ見当たりません。
興味を持ち始めて7,8年は経ちますが1992年の秋冬って実物見るのて、本当に片手で収まるくらい。そもそもDries Van Notenの時代を特定されているものなんてないので、正直自分で特定する他にないです。現地でも「古いよ」と言う情報しかなかったりしますし(笑)
もう出尽くしたくらいに参考とされているフレンチ・ワークを参考としたカバーオールジャケット。コーデュロイでこの構造だとそのまんま感は否めないですが、本品は最初期のクリエイションの特色として製作していたオーバーサイズ・シルエット。サイズ46(滅多に出会わないサイズ…うれしい)ですが、着用感はサイズ50ほど。185cmの私でも着れちゃうバランスになります。が、やっぱり普段サイズ46の方がオーバーに着るのが適正だとは思います。まぁそこはお好みで。
最初見たときテイラード・ジャケット?ってくらい仕立てが素晴らしく、特にトップボタンを開けた際の襟の形状の生まれ方はさすがの一言。それに面白いのが付け方が雨降り袖(写真だと伝わりづらかったので無いですが)なんです。ベルギー・デザイナーが作るフレンチワークを参考にしたナポリライク(イタリアン)な仕立て。ってごちゃ混ぜですが、ルールがないのでデザイナーズは魅力的ですし、この感覚はDries Van Notenならではだと感じます。
ベント小っちゃ。良い服ですね。
明日お時間ございましたらお持ちしております。
DE CHIRICO 鈴木