明日からの新作は1978年にフランスのファッション・デザイナーMarithe + Francois Girbaudが立ち上げたデニムレーベル”CLOSED”から。（そもそもÇAと言うネームで1968年にデビューしたのですが、諸事情によりCLOSEDに変更。）

イタリアを生産拠点にフランスをイメージとした物作りは諸説ありますが、イタリアでは初となるジーンズメーカーだったそう。と言ってもお二人から成るエッジの効いたクリエイションがベースですので、定番アイテム”デニム”であっても、さすがのユニークさ。今回は6点＋フランスとイタリアで出会った変な、いやユニークなパンツと合わせてお披露目いたします。

ため息出ますね。計算して生まれるものでは無いです。。

ただの装飾なら多分つまらないものになっていたろ思います。機能的なデザイン＝うちの店のスタイルを体現してくれてます。最高。

これまた。。もう言葉でないっす。

3rdタイプの襟を異常に小さくして、肩のラインを強調して丸く作ったら。もう現代のデザイナーさん方のクリエイションと変わらないです。着るとモードでアメリカンなフランス視点のイタリアンデニムジャケット。なんだそれ。ってくらい良いです。

THE・80s

2ndタイプに更に脇にポケットを付けて、短丈に仕上げて、襟はチンストラップにして

背中にアクションプリーツも付けちゃおう。。マイサイズなら。。

こちらはCLOSEDを代表するペダル・プッシャーと呼ばれるジーンズ2点。後ろのパンツはXポケットと呼ばれる独自のフロントポケットで計算された33度の傾斜によりアクセスがしやすいとのこと。アーティストの２PACやウィル・スミスなどの当時のヒップホップのアイコン達が愛用。何故ペダル・プッシャーかと言うと、自転車に乗るとき裾が巻き込まれない為にそれまでのバギーシルエットをテーパードに変更したそうです。うん、自転車ユーザーなので気持ちわかります。腰回りゆったりなのでシルエットもとても綺麗。

こちらは80年代頃フランスで製作されたジーンズなのですが、ダーツの位置おかしくないですか？

ヒップにコインポケット付いてない？それでいてフランスでＣＨＩＣＡＧＯ。変です。いやユニークか。

これに関しては80－90年頃のGianni Versaceの影響なのかベルトループの付け方やスラックスなのにヒップにアウトポケットなど違和感のある一品。それと綿100％なのですが、着心地がすんごいです。ポリエステル入って無いのにストレッチがすんごい。レッグラインも素晴らしく綺麗で、今後の縦落ちが期待出来そうな一本。こちらはイタリア製。

最後。最高の色落ち。おそらくベースは加工だと思いますが、前オーナーの方が割とタフに穿き込んだのかな？ダメージやこのくすんだエイジングはリアルです。70－80年代のValentino Jeansから。

上記、明日からのご案内いたします。

Instagramの方にCLOSEDのキャンペーン・ヴィジュアルや当時のルックは更新します。

DE CHIRICO　鈴木