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New arrival, IDEAS FROM MASSIMO OSTI / C.P.Company

Posted 10 21.2022

今回のC.P.Companyは先日ご案内のライトブルーコーデュロイジャケット(とてもお似合いでした、ありがとうございました。)と同じイギリスのコレクターさまの元で出会いまして、手に取って着た瞬間めっちゃかっけー。って感動したのですが、日帰りのイギリスでは時間が無く、まじまじとは見れなかったのです。

改めて今回の一着を見て、C.P.Companyが好きだとか、Massimo Ostiが好きとかでは無く、洋服としてとても素晴らしい。ザ・ミリタリーはあまり得意では無いのですが、ミリタリーを参考にしたプロダクトは本当に好きで、デザイナーに解釈された着ても疲れないマテリアルの重量や可動域も大事。今回の一着は幅広く、ヴィンテージが好きって方には尚更ときめいて頂ける気がするので、フラットに見て下さいね。

6月末に出会ってから漠然と11月に出そうかな、なんて思ってましたが本当にもう四季がないですね。。もうしっかり寒い。それに来週からもっと冷える予報らしいので、、明日からお披露目しちゃいます。

IDEAS FROM MASSIMO OSTI, C.P.Company 1990AW “MAILS” & “Rubber wool” military style jacket

前述にフラットに見てとは言ったものの、表地にOsti氏が開発したMAIS(下記コートの方でご確認下さい)、裏地にRubber wool、お好きな方には堪らないのでないでしょうか。しかし、フラットに見るとミリタリーウエアのディテールを抽出し、ギュッとした内容。ミリタリーカラーにボタンループ付きのデッキジャケット型でコーデュロイの襟にウッドボタン。それに愛らしいカラーリングの裏地って。それだけでも最高の上、このマテリアルなのです。良い意味で漢臭さも相まってヴィンテージがお好きでしたら、言うこと無い程完成形なのでは。

C.P.Company 971-021の過去の作品をまとめたブックにも同型で1991年のジャケットが掲載されていました。裏地は異なりますが、Osti氏の歴史に残る型の一着なのかな。
コーデュロイの襟とチンストラップって永遠に格好良い気がするのは私だけですかね?

1987年にOsti氏が開発した生地、Rubber wool。ウールに天然のゴムをコーティングすることで防風・防水性、さらに通気性までも獲得したマテリアル。裏側のコーティングされた生地は剥離も無く非常に良いコンディションです。
ブロンズのLAMPOファスナー。
これは洋服好きには堪りませんわ。脇下のはめ込み式のガゼットが超絶クール。まぁ着てると見えませんが(笑)このディテールは素晴らしい。
内タグの問い合わせが多いのでこちらをご確認下さいませ。勿論本国のクリエイションです。

続いて、以前よりご紹介のこちらも

IDEAS FROM MASSIMO OSTI, C.P.Company 1988AW “MAILS” double face coat with suede leather collar

先ほどのジャケットと同じく表の生地はMAIS。Osti氏が開発したコットンとナイロンのパナマ織り(本来は綿の平織り。適度な強度と通気性を獲得したどちらかと言うと春夏に適した生地)、その織り物を染色することで僅かに生地が2トーンに仕上がる効果が生まれるそう。その顔料も敢えて生地への吸収がムラになる様な樹脂を仕様することで、経年変化まで考えられた他には無いカラーリングの生地へと仕上がっています。専門用語が多すぎて所々足りない部分がありますが、わかりやすく伝わればと。日本語がおかしかったらすみません。

パナマ織で通気性の良いと触れていますが、ナイロンとの混紡や裏にコットンを貼り、ダブルフェイスの仕様(リバーシブルではありません)なので、しっかり秋冬で着用して頂けます。フロントを開けた際の裏地とのコントラストとスエード襟が良い仕事してますねぇ。
裏のポケットのステッチが表に出てる。大好物なディテールです。
貫通式のパッチポケット。着用したまま、インナーのポケットにアクセス可能なので何かと便利。
外側に貫通されていない、内側のみに施された通気穴。MAISの生地であれば表地の通気性は獲得している為、貫通させずに裏のみで問題無い。ってことですかね。推測ですが、考えるのが面白いです。

上記のジャケットは明日からご案内となります。通信販売も可能ですが、店頭を優先させて頂きますので、ご了承くださいませ。

では、お待ちしています。


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DE CHIRICO 鈴木