STYLING
Styling Sample 05
Posted 01 25.2022
まず初めに私の手持ちのお洋服のバリエーションについての話を少しさせてください。
ルーズなシルエットのものが手持ちに多く、特にボトムスはツータックトラウザーやチノパン、スポーツ選手だったりがユニフォームの上から履くような、サイドのボタンが全て外れるジャージのパンツまで…ワイドなあれこれが勢揃いしております。トップスも袖丈が長いものが好みだったりと、やっぱり大きめ。
唯一コンパクトなアイテムがあると言えば、ジャケットやブルゾンなどのアウター類。もちろん、ルーズフィットは言わずもがな取り揃えているのですが、何故か極端に着丈の短いものに惹かれます。(その分、着丈の長いものも好きなのですが)
色味もですが、何故か似たようなアイテムばかりが増えていくのですが、きっと誰しも同じ悩みを持っているはずと自分に言い聞かせます。
前置きが長くなりましたが、本日はそんな私がタイトなシルエットも良いなと思ったスタイリングのご紹介です。
Late90s-2000s Saint Laurent JEANS Sheep leather jacket
こちらのレザージャケットを中心に組んだスタイリングと言っても過言ではありません。
2012年からYves Saint Laurent のクリエイティブディレクターを務め、2016年にその座を退任したことが記憶に新しい、エディ・スリマン。
彼がそれ以前に同社に在籍していた1997年から2000年の3年間にスタートしたSaint Laurent JEANSのレザージャケットは、そもそもの表記サイズが小さいこともありますが、非常にコンパクトでストイックなサイズ感です。
それ故、どうしても着て頂く方のお身体は選んでしまいますが、上質で非常に柔らかいシープレザーはノンストレスな着用感、サイズがフィットする方には是非とも推奨させていただきたい一着です。また、タイトなサイズ感だからこそ、アウターの中に忍ばせたりと、スタイリングの幅も広がります。
ジャケット類の着丈に関しては、全くと言っていいほど気にしない、むしろ、短いのであればとことん短くてもいいよ精神の私にとっては、袖丈をクリアした時点でジャストフィットの範疇です。
80s MISSONI Uomo Double breasted tweed jacket
この寒い今時期を、流石にレザージャケットだけで凌ぐご提案はナンセンスだと思いますので、もう一枚ジャケットをレイヤード。
ニットアイテムの印象が非常に強いMissoniより、ミックスカラーの綾織ツイード素材が印象的なジャケットを。こちらは、ややゆったりとしたボックスシルエットで汎用性の高さが伺えます。
90s-2000s Belgium Levi’s 631
ベルギー製のLevi’s、631は今では廃番となっているスリムテーパードフィット。
ややハイウエストな股上に加えて、裾にかけてテーパードが効いた非常に綺麗なシルエットです。
またも、エディ・スリマンを引きずるのですが、コンパクトなレザージャケットに細身のパンツ(今回はスキニーパンツではないですが)、特段意識はしておりませんでしたが、自ずと彼が得意とするバランス感のスタイリングとなっておりました。
そして、初めにも少し述べましたが、結論として、そんなスタイリングを着用した私は、恐らく近いうちに私生活でもタイトなサイズバランスのスタイリングをするということです。
ただ、ルーズなシルエットばかりを好んできた私の手元にジャケットはともかく、スリムなパンツなどあるはずもなく(実家にはあるかもしれませんが)諸々を買い揃えるのでしょうという結びでした。
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DE CHIRICO 廣内